こんにちは、よ~みです。
今回のキャラは、幽遊白書より戸愚呂弟。
前回の記事で、最高のカッコイイ、仙水忍のラストの名言について書きましたが
今回は、戸愚呂弟です。
幽遊白書の物語のプロットとして、
浦飯幽助死亡→復活→蔵馬、飛影との闘い。
乱童、朱雀、戸愚呂兄弟(一回目)そして、
暗黒物界編のラストが戸愚呂弟です。
戸愚呂弟が、幽遊白書の物語上で、これまでと大きく違うのは、
悪役の美学をしっかりと描いた点。
これは鬼滅の刃の鬼には鬼の人間だったときの
ストーリーがあると話しましたが、
この敵側には敵側のストーリーがある。
人間だった時の記憶をしっかり描いたのは、
ジャンプ史上、「幽遊白書」が最初だったのではと思います。
さらには、いまでは普通となっている、
5対5のマッチングでの戦い。
これも幽遊白書が一番最初とされていますね。
古くは、バジリスクのマンガで原作が有名になった
山田風太郎先生の小説『甲賀忍法帖』。
その5体5という戦いをはじめてマンガに用いたのが、
幽遊白書の暗黒武術会編とされています。
この5体5もそうですし、ここから相手側の美学に
スポットライトをあてていくのも、
幽遊白書の魅力ですね。
それでは、今回のテーマ、戸愚呂弟の名言を見ていきましょう。
戸愚呂弟の名言:他の誰かのために120%の力が出せるそれがお前達の強さ
やはり、最高の名言は、戸愚呂弟のラストのこの言葉。
他の誰かのために120%の力が出せるそれがお前達の強さ
『幽遊白書』完全版10巻 冨樫義博著
死に場所をずっと探していた戸愚呂弟。
そして、浦飯幽助には、自分が堕ちてしまった状態を
乗り越えてほしい。そんな演出もある最後の死闘。
特大霊丸を真っ向勝負で砕いて出せた。
100%を超えた力。
「他の誰かのために120%の力が出せるそれがお前達の強さ」
その最後のセリフに到達するまでもカッコイイんですよね。
特大霊丸を完全防御に回って、相殺。
相殺するも、やはり戸愚呂弟の肉体には相当なダメージが。
終わった、俺たちも喰われてしまう。そんな会場からの
観客の声も出る中、ふらつく戸愚呂弟。そして、、、このセリフ
戸愚呂弟の名言:100%を超えたひずみ・・・か
礼を言うぞ 浦飯・・・こんな力を出せたのは初めてだ
『幽遊白書』完全版10巻 冨樫義博著
ピンツと音を手てて、壊れゆく筋肉。
100%を超えたひずみ・・・か
『幽遊白書』完全版10巻 冨樫義博著
ボンッと音をたてて、壊れゆく肉体。
そして、あの名言。
他の誰かのために120%の力が出せる・・・・
『幽遊白書』完全版10巻 冨樫義博著
「それがお前達の強さ」
ドォ・・・っと真っ白になって、死んでいた戸愚呂弟。
他の誰かのために120%の力が出せる・・・・
「それがお前達の強さ」
もう、カッコよすぎてですね。
暗黒武術大会に優勝した浦飯幽助たち。
優勝したら、それぞれ1つずつ望むものが得られるという大会。
でも得られなかった浦飯幽助たち。
どうせ一番の望みはやつらに叶えられねーしょと、、、、
そんな、浦飯幽助たちのために、気を利かせていた
戸愚呂弟。まるで、自分が負けることを想定したように。
死んだ戸愚呂弟。霊界に生き、地獄の中で最も過酷な
冥獄界を選ぶ。
その道を来ると知っていた幻海。
最後の会話。
世話ばかりかけちまったなぁ・・・
『幽遊白書』完全版10巻 冨樫義博著
いやぁ、美しいですね。
幻海に対しての世話ばかりかけちまったなぁ・・・。
なんで、こんなカッコイイセリフが書けるんだ。
あとになって、読み返せば読み返すほど、
そのセリフのカッコよさに気づかされますね。
戸愚呂弟の名言:いい目だ。そんな目をして挑んできた奴の屍を乗り越えてオレは勝ってきた
いい目だ。
『幽遊白書』完全版10巻 冨樫義博著
そんな目をして挑んできた奴の屍を乗り越えて
オレは勝ってきた
そんなときは相手がどんなに弱くても全力を出したよ。
そして 今ならかつてない力が出せる!
戸愚呂弟の名言:技を超えた純粋な強さそれがパワーだ!!
有名なパワー。このセリフもカッコイイですよね。
やつをくだくのは
『幽遊白書』完全版8巻 冨樫義博著
技を超える限りない力!!
技を超えた純粋な強さ
『幽遊白書』完全版8巻 冨樫義博著
それがパワーだ!!
いかがだったでしょうか?
仙水忍の名言もカッコよかったですが、やはり戸愚呂弟もカッコイイですよね。
こうした名言は、その後のジャンプマンガに受け継がれていて、
冨樫先生嫌いで有名な尾田先生の『ワンピース』にも受け継がれています。
そして、妖怪から生まれた人を喰うプロットは、その後の
『テラ・フォーマーズ』、『進撃の巨人』、『東京喰種』、『鬼滅の刃』と続いていきます。
そのもとになった、冨樫先生の『幽遊白書』。不朽の名作です。
コメント